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【イ草の産地研修②|釜出し&保管】早朝2時起き!熊本県八代市にてイ草農家小嶋さんの元でイ草の釜出し→保管の工程を体験させて頂きました

こんにちは、榊原畳店でございます。

7月のはじめに畳表のイ草の産地熊本県八代市へ研修会に行ってきました!
1日目夕方にイ草の田圃にて収穫分の網外しの作業をし↓↓↓

2日目の早朝、乾燥させたイ草の釜出し→保管、泥染め→乾燥を体験させて頂きました。

収穫時期のイ草農家さんの1日は早朝2時起きで始まります

2日目は深夜2時起きで作業場へ向かいました。収穫時期の農家さんの朝は早いのです。深夜なので真っ暗です。

▲作業場に夜中の3時到着。外は真っ暗です。

この時期のイ草農家さんは早朝から夕方までのハードな作業が続きます。
もちろん農家さんによって若干工程の順番やかかる時間等違いますが多分このような感じのサイクルっぽいです↓

体力仕事ばかりの労働時間が続きます💦梅雨の時期なので雨も多く、台風、雷、炎天下の猛暑でも天候関係なく作業されています。それも!お客様へ一番良い状態のイ草を届けるため、タイミングを逃さないないように頑張ってくださっています。

前日に乾燥機にかけたイ草の釜出し⇒袋詰め

▲収穫したイ草の泥染めと乾燥をさせる作業場

まず、前日乾燥機にかけておいたイ草を釜から出し袋詰めをする作業です。

▲イ草を乾燥させる釜

泥染めという工程を経て乾燥をさせているので、袋詰めをする際にイ草に付着している泥を集塵機にかけふるい落とし、結束していきます。

▲イ草泥落とし集塵結束機

3束ずつふるいにかけ、泥が落とされます。自動でバーがあがり、横の結束スペースにイ草がおり、9束位まとめて結束します。

▲イ草を上でふるいにかけ、下で結束します。

▲結束バンドで巻き、台へ移動。

結束したイ草を専用の保管袋へ詰める作業をさせて頂きました。重たくて長いので扱いが難しかったです。

▲イ草を袋詰めするところ

▲ほぼ同じ背丈のイ草の束。12~13キロあります。

イ草を袋に入れ、腰に巻いたビニールひもで口を閉じ、うしろのコンテナに並べていきます。

▲ひたすらイ草を保管袋へ入れていきます

流れ作業で協力しながら作業を進めます。量が多いのでネコの手も借りたい忙しさでとにかく必死です。

▲コンテナへの積み方も工夫が必要!静岡県㈱新海畳店さんご夫妻と

袋詰めしたイ草の保管、熟成

▲クレーンで吊り上げ、2階の倉庫へ保管

袋詰めが完了すると、2階の保管庫へクレーンで吊り上げ、2階の倉庫へ順に積んでいきます。

▲2階の保管庫に並べていきます

コンテナから1袋ずつおろし、積んでいきます。重量があるので、自分の背よりも高く積み上げることがキツく、男性の人出が欲しい作業です。
積んだりおろしたり、大変な作業の繰り返しです。
そして畳表への製織までイ草をしばし熟成させ落ち着かせます。農家さんによってはこの熟成期間もこだわっています。

約2時間程釜出し作業をして、午前5時。明るくなってきました。一作業して疲れがくる頃、阿蘇の山々?が襖絵のように綺麗だなぁと癒されました。

▲早朝5時の八代からのぞむ美しい山々。

まだまだ早朝作業は続きます(その③へ)

 


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