【イ草の産地研修③|泥染め→乾燥】畳の香りはここで生まれます!熊本県八代市にてイ草農家小嶋さんの元でイ草の泥染め→乾燥の工程を体験させて頂きました
こんにちは、榊原畳店でございます。
7月のはじめに畳表のイ草の産地熊本県八代市へ研修会に行ってきました!その③です!
その①はコチラをご覧下さい↓↓↓
その②はコチラをご覧下さい↓↓↓
1日目夕方にイ草の田圃にて収穫分の網外しの作業をし、
2日目は深夜2時起きで作業場へ向かい、乾燥したイ草の釜出し→保管作業が完了し、
早朝5時、引続き泥染め→乾燥へうつります。
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『畳の香り』はこの『泥染め』の工程で生まれます
収穫したイ草の香りは、まだ「草」の香りです。
収穫したイ草は、専用の天然染土を溶いた泥水にくぐらす『泥染め』という工程をします。泥染めをすることにより、イ草にコーティングがかかり、イ草の青みや機能を高め、さらに畳の香りが生まれます。
イ草の『泥染め』
『泥染め』の方法は色々あるそうですが、小嶋さんのところではこちらの泥染め用のプール(と勝手に命名)を使用しています。
こちらに収穫したイ草をクレーンで吊ってセットします。
イ草が浮力であがってきてしまうのであみの蓋をし、染土を配合させた水を張ります。下からじわじわときます。イ草が全てつかったところで、水を抜きます。長くつけておくのではなく、さっとコーティングするような感じです。
クレーンで吊り上げ、水を切ります。
泥といっても白くなっているわけではなく、つやつやしています。
イ草の『乾燥』
泥染めをしたイ草を乾燥用の台にセットし、乾燥機の方へ運びます。
こちらが5基あるので、5回繰り返し、セット完了。
向かって左側にある乾燥機の下部からセットされた温度の温風が入り、窓の上部の排気口へ空気が流れ、乾燥していきます。イ草に均一に温風が流れるように刈り取り時から並べ方も気を付けている徹底ぶりです。
乾燥時間や温度は農家さんによって違うそうですが、大体16時間位かけてゆっくりじっくり乾燥をかけていくそうです。朝の6時にセットすると、夜の22時位に乾燥が完了(燃料代がぞっとしてしまいますね)。そして3時頃から前回投稿の釜出し、となります。
早朝の釜出し~保管、泥染め~乾燥の作業終了です!染土で真っ白です。
朝7時の朝食タイムです。
朝食も束の間、雷がゴロゴロ鳴りはじめ、雨が降ってきたのでカッパをきて、イ草の刈り取りに出陣です!(つづく)
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