梅雨時期でも大丈夫!万全のカビ対策で快適な畳のある暮らしを♪
こんにちは。榊原畳店です。
今年は梅雨入りも早く、ながーい梅雨になるかな?と思いましたが晴れ間も多く過ごしやすかったですね。
ですが、いよいよ7月。気温も上がります。高温多湿になる本格的な梅雨の始まりです。
今回は梅雨の時期に心配な畳の『カビ』についてご説明させて頂きたいと思いますが、
こちらは、
〇1年以内に天然イ草の畳工事
をさせて頂いたお客様向けのご説明になります。
天然の農産物である『イ草』は、青い内は栄養もたっぷりです。
カビの要素となる1つに『栄養』。
イ草が飴色に退色するまでの約1年位の期間に、初めての梅雨を迎える青畳にすこーしお気を付け頂ければ幸いです。
Table of Contents
(1)畳にカビが生える3つの要素とは・・・
カビが生える3つの要素とは、『栄養』『水分』『温度』の条件が重なったときに発生致します。
①栄養
カビの増殖に必須な栄養源は、炭素・窒素・ミネラルと言われています。
畳替えをしたばかりの青いイ草はビタミン・ミネラル・炭素・窒素等の栄養がたっぷりの状態です☆
②水分
湿度70%以上。
最近は異常気象の影響もあり、雨の日が3~5日以上続くような日もございます。このような雨が続くときは注意をお願いします。
③温度
気温25℃以上。
7月に入ると気温が25℃以上になることも多いのでここから要注意です、
この3つの要素が揃ってしまうとカビが生える可能性があります。
畳が青い内の、気温も暖かく、3日以上雨が続くときは少し気にかけて頂ければと思います。
でも大丈夫!!
この3つの要素を1つでも排除すれば『カビ対策』になります^^
(2)カビ対策の方法
◎部屋の換気をしましょう
空気がこもらないように部屋を閉め切らず、
1日1回、1時間程度は窓を開けて空気の入れ替えをして下さいね。
◎エアコンがある場合は是非ご活用ください!
冷房モードで気温を下げる、
ドライ運転で湿度を下げる等、
お部屋をカラっとしてあげてください。
◎お洗濯物の部屋干しは、湿度が上がってしまうのでエアコンや除湿器を併用。
梅雨の時期の部屋干しはできれば避けて頂きたいですが、お仕事事情や留守にすることもあるのでなかなか難しいですよね。そのような日は、エアコンや除湿器を併用したり、ないよーという方は扇風機等つけて頂いてお部屋の空気がこもらないようにしてあげて下さい。
バスタオル等のなかなか乾かないタオル類はコインランドリーの乾燥機をご利用頂くだけでもお部屋の湿度はだいぶ助かり、バスタオルもふわふわ気持ち良い仕上がりに♪
◎掃除機をかける
ほこりや食べかす、ふけや垢等もカビ菌の栄養になってしまうので、掃除機をかけて下さいね。
最近のカラー和紙や樹脂を素材とした化学畳は「栄養」はないので特にカビが発生したという連絡を受けたことはございませんが、もしカビが生えたとするとほこり、食べかす等の汚れからくる部分的なものだと思いますので掃除機は是非かけてくださいね。
上記のような対策で1つでも要素を排除して頂ければ、カビは防げますのでご安心ください♪
次回『万が一、カビが生えてしまった時の対処法』をご案内させて頂きます。