JUL 17 2021

畳の表替え｜15年の畳、張替えをお考えの方必見！見れば分かる工事の流れと気になるお値段相場はいくらか。畳のプロがお答えします。

こんにちは。西尾市一色町の榊原畳店でございます。

前々回、『畳工事の流れ』ついてお見積りからご成約の段階までご説明をさせて頂きました。

いよいよ畳工事に入ります。
畳工事には、畳の『新調』『表替え』『裏返し』とございます。

畳替えといって、メインの工事になるのがこちらの畳の表替えになります。

畳の『表替え』

■畳の構造

畳は、大まかに「畳床」と「畳表」と「畳縁」からできています。

畳の構造

畳は、芯材である『畳床』を『畳表（ゴザ）』を付け、『縁』にて縫製致します。
畳の表替えは、畳床はそのまま既存のものを使い、
畳表(ゴザ)を新しい畳表に交換する工事になります。

■表替え工事ができるもの

表替えの目安は、10年～15年。
お客様の使用環境と、既存の畳の素材・質により前後してきます。
畳床の状態が良ければ基本表替えは可能です

■表替え工事ができないもの

表替え工事が出来ない場合もあります。前回の畳の新調の場合と合わせてご覧ください

・30年以上一度も手を入れていない畳

こちらは畳のプロが下見をした上で「表替え」か「新畳」かの判断をさせて頂きます。

・薄畳

こちらも薄い畳床は再利用できない場合が多いのでプロが試してみた上での判断となります。

■表替え工事の相場

畳の表替えの相場は、
中国産のイ草を使用したお値打ちなもので5000~7,000円、
国産イ草の主流や化学表(カラー畳）等7,000~30,000円
国産イ草の高級品が30,000~50,000円超、時価等になります。

■表替え工事の流れ

①施工日の決定

ご成約後、施工日を決定。縁をお選び頂きます。

②畳の引上げ

施工日、現状の隙間等を確認させて頂き、採寸。畳の引上げ。

《お客様の一番ご心配な家具の移動について》

採寸の際はこまごましたお荷物はご移動をお願いしております。
ピアノや大きいタンス等の家具はこちらでお手伝いさせて頂くのでそのままで大丈夫です！
部屋内でご移動をさせて頂きます。箪笥等、持ち上げる際に手を引っかけるために引出しを開けさせて頂く場合や重くて動かない場合等、引出しや中身を抜いておいてもらうことをお願いする場合がございます。割れ物やフィギュア等傾けた際倒れてしまう危険のあるものはあらかじめ出しておいてもらうようにお願いしております。