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建材Ⅱ型

畳の選び方|素材編 畳床②建材畳床|イマドキの畳の芯材の主流「スタイロ畳」の断熱効果や硬いデメリットの軽減方法!

こんにちは。西尾市一色町の榊原畳店でございます。
前回に引続き【畳の選び方】⇒【畳床の素材】のお話です。

畳の芯である畳床は、
①わら床
②建材畳床、薄畳床
③ひのきの畳床
④茶殻の畳『さらり床』
⑤衝撃緩和型畳『ケアケア畳』
⑥洗える畳床
⑦床暖房用畳床
等があります。
今回は現在主流となっている『②建材畳床、薄畳床です。

建材畳床・薄畳床

建材Ⅲ型
『建材畳床』
は、木質インシュレーションボードスタイロフォーム等からできた畳床です。
木質インシュレーションボードは木のチップを圧縮したもの。
スタイロフォームは発砲スチロールのようなポリスチレンを主成分とした素材です。
組合せは3タイプございます。

建材Ⅰ型

オール木質ボード

建材畳床Ⅱ型

木質ボードとスタイロフォームの2層タイプ

建材畳床Ⅲ型

木質ボードでスタイロフォームをサンドした3層タイプ

畳の厚さ12mm~55mmまで対応可能です。各ボードの厚さを調整致します。
30mm位の畳床は『建材畳床Ⅰ型』か『建材畳床Ⅱ型』の組合せになります。
15mm位の薄畳になってくるとしなりが強くなってしまいますので広い面に耐久性をもたせる為、当店では木質ボードの『建材畳床Ⅰ型』にプラスチックの補強板の入った畳床を使用し、反りに強くしています(プラスチック板の入っていないものを使われるメーカーさんも多いです)。
薄畳

メリット 建材畳床は最近の高気密住宅に適した畳材です

①品質が安定
ボード面がきれいに平らなので薄い畳(カラー畳等)もきれいに張ることができます。
厚さ50mmのとき、3タイプの中で耐久性・耐圧性に優れているのはオール木質ボードの『建材畳床Ⅰ型』になります。
■耐久性 I型>Ⅲ型>Ⅱ型

②軽量
わら床と比べて軽量なので女性でも運べます。
『建材畳床Ⅱ型』が一番軽いです(スタイロ面が多いほど)

■重量 I型>Ⅲ型>Ⅱ型 軽量

③断熱性
スタイロフォームは断熱材です。住宅の外壁と内壁の間にパネルのように埋め込む仕様にも使われています。『建材畳床Ⅱ型』『建材畳床Ⅲ型』は水や湿気に強く、断熱効果があります。
■断熱性 Ⅱ型>Ⅲ型>Ⅰ型

④カビ・ダニ・虫の心配が少ない
中身がわら床よりはイ草の畳表にカビが生える心配は軽減されます。
また、ダニに好まれそうな空気層がないので住処になることはないです

カラー和紙畳や樹脂畳等の化学表を使用の場合はカビ・ダニの心配がほぼありません(畳の要因でなくゴミ・ほこりを栄養としてカビが生えることがございますので掃除機は忘れずに)。

⑤大量生産できる為わらと比べると安価
わらと比較すると建材の畳床は安価です。
スタイロフォームの面積が多い『建材畳床Ⅱ型』が一番安価になります。
■高価 I型>Ⅲ型>Ⅱ型 安価

デメリット わら床に慣れていると硬さが気になることも

①硬い
わら床と比べると踏んだ感触が硬く感じる方が多いです。

②わら床より機能は劣る
多少の調質性、吸音性、衝撃吸収性がありますがわら床より劣ります。

③傷や凹みは修復できない
わら床ののように凹んだ部分にわらを足して平らになるように修復、というのができません。

④張替えを繰り返すことは難しい
ボード自体の自然消耗による木質チップの劣化、縫い付ける際の糸の引っ掛かり部分が張替えを繰り返すと針穴が劣化し、復元することはないので、使用できそうに見えても針穴の状態により新調になる場合もあります。

⑤今後のリサイクル、処分の課題
わら床や建材Ⅰ型(木質ボードのみ)の場合は可燃ゴミの処理ができますが、スタイロフォーム(ポリスチレン)の入っている『建材畳床Ⅱ型』『建材畳床Ⅲ型』は自治体によって処分の方法が異なるようです。

おすすめの畳表との組合せ

①どの種類もOK

「イ草の畳」「カラー和紙畳」「カラー和紙畳」「レザー畳」「琉球畳」どの畳表もOKです。

こんなお部屋におススメ!

◎どのお部屋でもOK
みんな
最近の高気密住宅にも適しています。

◎マンションのコンクリート直敷きの場合は『建材畳床Ⅱ型』
建材Ⅱ型
マンション等のコンクリート打ちっ放しの床面には、『建材畳床Ⅱ型』が最適!湿気などを遮断します。

まとめ クッション材やケナフボードを併用すると建材畳も快適♪

基本どの畳表にも相性の良い建材畳床。
最近の高気密住宅にも適した畳材となっており、カビやダニの心配はわら床よりも軽減され、床材の中では安価なのでふところにもやさしいです。畳のイメージがわら床のやわらかさをお求めになるお客様が多いので、新畳に交換された際硬さが気になりくつろげない方も。
そんなお悩みを解決すべく、当店の新畳は、一番上にクッション材をお入れしています!

建材Ⅱ型

当店の新畳はクッション材が標準仕様!快適な畳をお届け致します♪

一番上にクッション材をお入れしています!
今お使いの畳が硬くてやわらかくしたいというお客様には表替え工事と共にクッション材の追加も承ります。

クッション材

木質インシュレーションボード直であった畳。お施主様は硬いことに悩まれていました。

クッション材いり

厚めのクッション材を入れさせて頂き、横にゴロンとするのが楽しみになったそうです。

一番おすすめは『ケナフ』というアオイ科の植物の繊維の素材であるボードを一番上の段に入れると『わら床』に近いソフトな感触になり、心地良く過ごせます。

ケナフ

厚さ8mmのケナフボード。どの建材畳床も対応可能です。

サンプルをご用意しておりますのでご確認頂けます。
ご相談、ご用命をお待ち申し上げます。

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西尾市一色町前野屋敷1番地
0563-72-7018

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