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畳ができるまで②|畳表が畳になるまで。お預かりした畳の張替え作業

こんにちは。西尾市一色町の榊原畳店でございます。
昔ながらのイ草の畳。
そもそも畳ってどうやってできるの???というご質問を頂きます。
前回『イ草の栽培』⇒『
畳表』になるまでの基本的な流れをご紹介させて頂きました。


今回はイ草農家さんから畳屋の手に渡り、『畳表』⇒『畳』になるまでの張替えの工程をご紹介します。

畳表~畳ができるまで

国産の畳表が『熊本県八代市』より届きます


イ草の生産98.6%のシェアを占める熊本県八代市。
温暖な気候と綺麗な水。自然に恵まれた大地で栽培された農産物のイ草。
農家んが織り上げてくださった『畳表』が届きます。

既存の畳表をはずし、土台である畳床の確認、補修

▲お客様からお預かりした畳


四方の縫い付けてある糸や縁をほどき、既存の畳表をはずします。

▲こちらはスタイロフォームがサンドされた『わらスタイロサンド畳床』

畳の芯材である畳床が見えました。
★当店では畳床の状態を確認し、わら床の清掃や縫い糸が切れていたり、えぐれて凹んでいたり等の補修が必要なときは補修をします。

畳表の寸法出し


ロール状の畳表を一畳サイズにカットします。

引き上げの際居室で確認をさせて頂いた寸法を元に寸法出しをします。

畳針で土台と畳表の位置を固定し、寸法出し完了。

畳の框(かまち)縫い 畳の土台である畳床と畳表を縫い付けます

機械

▲畳縫い機①『畳の框(かまち)縫い機』薄畳15mmも縫える機械設備です


畳床に畳表を巻きつけ、機械で縫い付けます。こちらを畳の框(かまち)部分と呼び「框縫い」と言います。
反対側も畳がしっかりピンと張るように引っ張って縫います。

▲こちらは長く良いイ草の畳表なので切り落とす耳の部分も長いです。縁際までしっかり青みが広がっています。

畳表の耳を土台に合わせカットします。

第一段階完了。

畳に縁を縫い付ける①『平刺し』

▲畳縫い機②コンピュータ式『畳縁縫着機』


畳の縁と下紙を縫い付けます。

手作業で縁を返し、


固定します。
次に側面を縫いますが、こちらの機械でも縫えますが当店で古くからがんばっている3台目の機械へ移動します。

畳に縁を縫い付ける②『返し縫い』

▲畳縫い機③『畳の返し縫い専用機』だいぶ年配ですが、がんばりやさんの機械です


側面を縫い付けます。反対側も縫い付けて、

畳が完成です!!

まとめ

このようにイ草農家さんの愛情たっぷりに育て織りあげて頂いた大切な『畳表』を
畳職人が『畳』に仕上げ、お客様の元へお届けしております。
新しく畳替えをされたその日からお客様が気持ちよく過ごせるようにこちらでは載せていない当店独自の技術やサービス等も加え丁寧に製作をしています。
地元ケーブルテレビ『KATCH』さんで、『モノづくり日和』という番組で畳の製作工程の取材もして頂きました。

▲KATCHさん取材時の様子

▲『モノづくり日和/畳のつくりかた』KATCHさんにて2019年放送

再放送もしているみたいなので見かけましたら是非ご覧ください。

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各種特別価格をご用意しておりますので、お気軽にお問合せください。
畳・ふすま・障子・網戸のご相談、ご用命をお待ち申し上げます。

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